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インド・スリランカ原産のハーブ「ギムネマ・シルヴェスタ」

By: Lalithamba
一般的に「ギムネマ」と呼ばれていますが、正式名称は「ギムネマシルヴェスタ(シルベスタ)」と言います。
インドやスリランカの熱帯雨林を原産とするハーブで、別名ホウライアオカヅラ(蓬莱青葛、蓬莱青蔓)と呼ばれます。
ギムネマの葉は長さ3-8cm、幅1.5-4cm程度のたまご型、楕円形の形状を指定ます。
インドの伝統的医学「アーユルヴェーダ」でも2000年以上前からギムネマが使用されています。
主に糖尿病の治療薬としてや、胃を丈夫にしたり(健胃)、利尿作用・強壮作用があるとされてきました。
ギムネマは「甘味を感じなくする」魔法の植物
ギムネマはヒンドゥー語で「グルマール(甘味を壊すもの)」と呼ばれています。
なんと、ギムネマの葉をかじると、なんと1-2分後に甘味を感じなくなるんだそうです!

これは、ギムネマに含まれるギムネマ酸の作用によるものと言われていますが、実はまだ研究中で詳しいことはわかっていないそうです。
ギムネマを摂取した後は数分で甘味を感じなくなり、その効果は1時間程度は持続します。
どうして甘味を感じなくなるの?

ギムネマ酸にはブドウ糖に似たグルクロン酸という物質が含まれてます。
これが舌にある味蕾(みらい)という甘みを感じる受容体と結びつき、甘味を感じなくなるのではないか、と言われています。
甘味を感じなくなると、甘いモノが美味しくなくなります。つまり、「甘いモノを食べたい」という欲求が抑えられます。
- 毎日甘いモノばっかり食べてしまう
- 甘いモノがやめられない
っていう方には特に大きな効果が出るようです。
ちなみに、このギムネマ酸が影響するのは味を感じる味蕾(みらい)の中でも先端部分の甘味を感じる部分だけです。その他の苦味や酸味等については影響が出ないので、今まで通り食事を楽しむことが出来ます。
ギムネマには糖の吸収も抑え、血糖値を下げる効果も
ギムネマは口の中だけでなく、小腸でも糖の吸収を抑えてくれる作用があります。
糖の吸収が緩やかになれば血糖値の上昇も少なくなり、糖尿病の予防効果があるのです。
中性脂肪を蓄えにくし、肥満予防にも

通常、摂り過ぎた糖は中性脂肪として体に蓄積されてしまい、これが皮下脂肪や内臓脂肪になります。
ギムネマなら、糖を吸収する小腸の受容体にギムネマ酸が先回りすることで糖の吸収を抑えることが出来ます。これは、先ほど構造式で見たとおり、ギムネマ酸に含まれているグルクロン酸がブドウ糖(グルコース)ととても良く似ているため、受容体が間違えてギムネマ酸と結合してしまう事が理由です。
おかげで余分な糖を吸収せずに体外へ排出させることが出来、結果として肥満の予防に繋がります。
便秘の解消にも効果あり

さらに、便秘解消にも効果があります。
先ほど説明したように、ギムネマが糖の吸収を抑えた時、吸収されずに体外に排出される未消化物が食物繊維に似た動きをします。
そのため、便の量が増えて便秘解消・改善してくれるという効果もギムネマには有るのです。
ギムネマはいつ摂取すればいい?

ギムネマには甘さを抑えたり、血糖値を下げたりといういい効果があることはこれでわかったと思います。
では、ギムネマのサプリなどはいつ摂取すればイイのでしょうか?
詳しい飲み方は、それぞれのサプリやお茶等の説明を見ていただくのが一番いいとは思いますが、基本的には糖質を摂取する前、つまり食事をする前に摂取するのが良いと思います。
おやつや食事の30分くらい前にサプリ等でギムネマを摂取しておくと良いでしょう。
ギムネマの副作用は?
注意しておきたい点としては、ギムネマには副作用があります。
それは、糖分だけではなく鉄分の吸収も抑えてしまう、ということです。
一般的に販売されているサプリ等の中には、鉄分の吸収を抑える成分を取り除いているギムネマもあるようですが、貧血気味な方は注意が必要です。
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このまえコンビニでダイエットに効くサプリの「ギムネマ」ってのが売ってたんですけど、あれって本当に効果有るんですか?